建築の日本展 ― 2018/08/17 21:37
きょう森美術館で開催中の『建築の日本展』を見てきました。
夏休み中とはいえ平日にもかかわらず期待に反して混んでました。昔は建築の展覧会なんて建築の学生か若い建築設計等の関係者ぐらいしか来なかったし、そもそもメジャーな美術館で建築展などやらなかったのではと考えると建築も随分出世したものだと思います。今回の展示も一般の人から建築関係者まで幅広く楽しめる良い意味で盛りだくさんの内容だったと思います。
中でも目当てだったのは現寸再現された待庵でした。学生の頃、見学できないことも知らず前まで行って外も見られずすごすご帰ってきたということもありました。今回は20分位並んだ上3人一組ずつの短時間ですが内部にも入ることができ、空間を味わうとまではいきませんが、なるほど茶室とは物理的にこんなに狭くてもありうるのだと実感することができました。またよくある実物大模型などではなく現寸再現というだけあって建築そのものも実によくできていました。お茶のたしなみなどないとはいえできればもう少しゆっくり見学できたらと思ったのですが、なにぶん人気上々の展覧会なので中に入れただけでもラッキーでした。
上2点の待庵現寸再現の写真は会場で土屋裕が撮影したものですが、「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。


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