土屋 裕 blog

きょう日野市豊田の方に行く用があったので、帰りに日野市立中央図書館に寄ってきました。

鬼頭梓の設計により半世紀前の1973年に開館した図書館です。

前面道路の位置が変わり、後から付けられた空調室外機の配管も少々目障りですが、50年経っても価値を失わない公共図書館の名作だと思います。

きょう（2023年６月23日）のＮＨＫニュースよると、全国の出入国在留管理局長らの会議で、齋藤法務大臣は、おととし、名古屋出入国在留管理局の施設でスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが収容中に体調不良を訴えて死亡した問題を念頭に「残念ながら入管を見る世間の目には厳しいものがある。この状況を改善していくには、皆さんの目の前にある一つ一つの仕事を誠実にこなしていくこと以外に方法はない」と訓示したそうです。

世間の目が厳しいから仕事を誠実にこなしていけってなに言ってんだろうと思います。すべての人の人権を守り、命を守るのが法律でその総元締めが法務省のはず。二度とウィシュマ・サンダマリさんのような犠牲者を出さないように今までの仕事を見直さなければならないはずなのに、世間の目が厳しいから目の前の仕事を誠実にって、なんでこんな人が大臣なんだろうと思わずにはいられません。