建築家山田守の講座 ― 2016/06/11 23:18
今日、武蔵野市にある東海大学望星学塾というところで定期的に開かれている望星講座を聴講してきました。テーマは『建築家山田守の「理想都市」~東海大学キャンパス建設に至るまで』で、東京家政学院大学助教の大宮司勝弘さんによる、一般向けにもわかりやすく近代建築の説明から入り、山田守と彼の建築についての90分にわたる講義でした。
山田守の作品はあまり理屈らしい理屈はなく、形の美しさを直感的に求め続けた、それゆえ言ってみれば玄人受けしない、さらに何かと批判が好きな知識人受けもしない、したがって建築界においても傍系みたいな存在です。
でももう40年近く前になりますが、山田守の設計によるキャンパスに通っていたころを思い出すと、形も色もバラバラの校舎が建ち並んだ景観は、大宮司さんも言われていたように博覧会場のパビリオンのようで、楽しく浮き浮きさせられるものが確かにありました。建設当初散々批判された晩年の日本武道館や京都タワーがその後広く一般に親しまれるようになる、そのような山田守独特の美しい魅力的な形ゆえに。
山田守の作品はあまり理屈らしい理屈はなく、形の美しさを直感的に求め続けた、それゆえ言ってみれば玄人受けしない、さらに何かと批判が好きな知識人受けもしない、したがって建築界においても傍系みたいな存在です。
でももう40年近く前になりますが、山田守の設計によるキャンパスに通っていたころを思い出すと、形も色もバラバラの校舎が建ち並んだ景観は、大宮司さんも言われていたように博覧会場のパビリオンのようで、楽しく浮き浮きさせられるものが確かにありました。建設当初散々批判された晩年の日本武道館や京都タワーがその後広く一般に親しまれるようになる、そのような山田守独特の美しい魅力的な形ゆえに。
高輪消防署二本榎出張所 ― 2016/06/16 23:38
明治生命館と三菱一号館 ― 2016/06/27 21:40
今日たまたまこの二つの建築の前を通りかかりました。
ともに明治と昭和初期を代表する様式建築です。
ともに明治と昭和初期を代表する様式建築です。
三菱一号館(ジョサイア・コンドル設計/1894年・明治27年)は1968年に解体され、2009年に再建されたレプリカです。だからピカピカ、レンガのエフロレッセンス(白華)も目立っていますが、オリジナルを壊してしまい、後になってレプリカをつくる意味がどれほどあったのだろうかと思えます。
一方の明治生命館(岡田信一郎設計/1934年・昭和9年)は正真正銘、重要文化財として堂々と建ち続けています。
ともにいろいろ事情はあったと思いますが、所有者である企業としての社会とか文化に対する姿勢の違いの現れとも言えるのではないでしょうか。
最近のコメント