「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展2017/09/29 22:06

きょう、東京国立近代美術館で開催されている「日本の家 1945年以降の建築と暮らし」展に行ってきました。きょうの仕事は明日土曜日に回すことにして、混まない平日の午前に行ったのですがこの種の展覧会にしては結構賑わっていました。
もともとよく知られた著名な住宅ばかりなので、改めて写真や模型を見るというより、原寸大に復元された清家清による斎藤助教授の家を見てみようと思って行った次第です。
写真や模型ではわからない絶妙のプロポーションといったようなものを期待したのですが、実際に見ると実物大とはいえやはり模型感は拭えず、自分の見る目のなさもあってやや期待外れというのが率直な感想でした。まあ建築の展覧会ではよくこの手の展示はあるのですがだいたい思っていたほどではなかったような気がします。でも原寸大のおかげで一つ妙なところに気が付きました。屋根の瓦棒葺の瓦棒の断面が楕円形でした。当時はこんな工法もあったのか、清家清の並々ならぬ細部へのこだわりなのか、思わず近くに展示してあった当時の写真で確認しました。

斎藤助教授の家原寸大模型