多数の判断2013/07/22 22:08

今日、FM放送で当時はバッハより人気が高かったという解説でテレマンの曲を放送していました。テレマンの曲は確かにバッハの曲と比べると親しみやすく心地良いような気がします。今だって予備知識や先入観なしにテレマンとバッハの人気投票したらやっぱりテレマンの方がいいという人のほうが多いかもしれません。もっとも、今テレマンを選ぶ人は古臭いバロック音楽なんか聴かないとは思いますが。もちろんその評価が今どうなっているかは言うまでもないと思います、私は。
昨日参議院選挙があってアベノミクスで勢いずく与党が圧勝しました。やっぱり多くの人は他のなによりも株高に円安という目に見える目前の好景気?を望んだのでしょうね。さて多数の国民の判断は正しかったのか、そうではなかったのか、後にどう判断されるのでしょうか。

中高老年もうれしいコンデジ2013/07/27 22:56

今日デジカメを買いました。
Panasonic DMC-LF1 という一見したところごく普通のコンパクトデジカメです。でもこれは中高老年にとってはありがたいポケットに入る唯一のコンデジなのです。なぜかというとファインダーが付いているのです。人間例外なく40代から50代になればカメラではなく目のレンズが固定焦点レンズになってしまいます。つまり近くにピントを合わせることができない老眼であります。そして高齢化社会などと盛んに言われている割には、カメラメーカーの商品開発担当者は皆さんお若いのか、いままで一眼レフやミラーレス一眼、ネオ一眼など比較的大きなデジカメを除き、コンデジでファインダーを内蔵しているものはひとつもありませんでした。初期のデジカメではモニターが小さかったこともありフィルムカメラのように光学ファインダーを搭載していましたが。
その結果写真を撮る相当多数の中高老年者は、勘で写真を撮るか少しずり下ろしためがねレンズ越しに上目遣いにモニターを覗くとかして撮っている訳であります。ちなみに遠近両用めがねというやつは近くを見ることができる範囲は下のほうに限られるので、カメラをモニターが見やすい目の高さに持ってくるとモニターが見えなくなります。
ファインダーのもうひとつ大きな利点は、日中でも見えにくくならないことです。これは何も中高老年者に限ったことではありませんね。さらに撮影するときに顔でも支えることになるのでぶれにくくなります。
そんなわけで初期の光学ファインダー付きデジカメを除いて世界初のポケットに入るファインダー付き高齢者にも優しいデジカメ Panasonic DMC-LF1、ちょっと高かったのですが買ってしまいました。もうひとつこのカメラのエライところは2軸の水準器を備えているところです。これもコンデジではこのカメラが唯一ではありませんがなかなか他のメーカーがつけてくれない機能です。少々精度に物足りなさは感じられるものの、実際に撮ってみると手持ちで撮るには現実的な精度かもしれませんし、建築や街を撮るには便利な機能です。そして何気なくカメラの底を見たら「MADE IN アジアのどっかの国」ではなく「日本製」の印刷も。

DMC-LF1